T様邸では玄関脇の坪庭の改修をさせていただきました。
T様邸ではリビングなど2階が主な居住空間に創られた素敵なお家です。こちらの坪庭は、2階から降りてくる階段より望めるスペースとなっております。また、玄関アプローチを通り2階に上がるまで様々な角度から望めます。
以前はスルーブロックをメインに成長したアジサイが見事でした。脇にはハツユキカズラがコンテナに植栽し置いておりましたが成長が旺盛でいろんな場所に繁殖。
これからの季節にはアジサイは見頃になり見事ですが、花が終わると立派な葉っぱと旺盛なハツユキカズラが残り、そして、アジサイは冬に落葉してしまい少し寂しい雰囲気になります。 大きくなれば落葉する葉っぱもたくんになりますし、旺盛なハツユキカズラはお隣さんまでに進出しようまでの勢いに・・・。シンプルなのに手がかる・・・。 そんなお話をさせていただく中で、ベランダに ドンっ!! と居座る焼き物の壺。
それにキラリんと目を付けた弊社F氏。これ使いましょう!の一言で坪庭計画スタートです。
打合せの中では雰囲気をお伝えするお話でのやり取りが中心です。奥様のお好みのアイテムや植栽の雰囲気を打ち合わせ。材料が揃い、施工当日の運び・・・。
この度の空間では壺の存在感と流れを創ります。壺は傾けて壺から水が流れるように『 動 』を創りました。
↑ 階段上よりの見え方を調整しているところです。
奥様のお好きなガラスでは『 水流 』の雰囲気を出し、スナゴケと景石は水流を引き立たす『 渓流 』をイメージしました。
植栽もシェードガーデンの雰囲気で、クロモジ、ユズリハ、マホニアコンフーサ、カンツバキ、 カラス葉センリョウ、セイヨウニワトコブラックレース。グランドカバーには、シダ、黒系のヒューケラ、 黒系の花が咲くクリスマスローズ、ツワブキ、シックな雰囲気な中にも白のポイントに、フイリギボウシにフイリナルコユリ。
今回の主役は壺の醸し出す雰囲気ですので、植栽はあまり主張しないで・・・どことなく雰囲気の漂うイメージで選んでみました。 植栽職人のH氏のおススメです。いろんな現場に携わっている職人さんだからこその発想をいただきました。 みんなで創り上げたいものを共有しながら進めていきます。 奥様にもその場で起きる対応をご了承いただきスタッフ一同感謝しております。
いかがでしょう・・・
雰囲気を拡げるための照明も欠かすことのできないアイテムです。下からライトアップすることで落ち着きのある雰囲気を創り、ガラスの下に照明を配置することでガラスを通して反射する光を幻想的にしました。
玄関ホールから見える窓のフレームには、光が作り出す昼夜の雰囲気・・・また、四季を通じての雰囲気を描いてくれるでしょう。
おや?(^^♪ 猫チンこんばんはです。どこの子かしら?さっそく光に誘われてかお客様が鑑賞にいらっしゃいました。
T様この度は大変お世話になりました。次は四季を通じての雰囲気を拝見させてください。